じゃがいもの芽が出にくい保存方法

じゃがいもは保存食になりますが、芽が出やすいのが難点です。
そこで、芽の出にくい保存方法を紹介。





■りんごの成分を使う
じゃがいもを長く保存する場合、なるべく芽を出さないですむようにできる方法があります。薬品などの化学物質は一切使わずに、安心安全に保存できます。
それが、りんごの成分であるエチレンガスを利用する方法です。
じゃがいもの芽は、ソラニンという有毒物質を含んでいます。りんごはエチレンガスを放出しています。
エチレンガスは、じゃがいもの芽の生育を抑えてくれるのです。
りんごの良い香りが漂っている感じだと、エチレンガスが程よく放出されています。



■用意するもの
   じゃがいも
   りんご
   夏は冷蔵庫(野菜室があれば、なお可)


■方法
1 りんごを用意

長期間保存するので、もし付属していれば、果物用のキャップをつけておいてください。果物用のキャップとは店頭で販売している時の白い発泡スチロールのようなものです。

2 夏の場合は、りんごを冷蔵庫の奥に入れる

野菜室ならば底の角のほうに置いてください。果物用のキャップがついていると、りんごの香りが広がります。
夏以外のときは、なるべく涼しい場所に保管しましょう。

3 じゃがいもを、りんごのすぐ隣に置く

じゃがいもを袋詰めしてある場合は、小さい穴を開けて空気が出入りするようにしておきましょう。
じゃがいもに、りんごの香りが包みこまれるようなイメージで保管してください。

夏は冷蔵庫の中で保管します。冷蔵庫に野菜室がない場合は、冷やし過ぎないように新聞紙にくるむと美味しさが保たれます。
夏以外は家の中の涼しい場所に保管しましょう。

4 りんごは長期保管していると、水分が抜けてきてシワシワになってきます。時々、りんごを新鮮なものと交換すると高い効果が持続します。